2019/08/12 00:17
料理は、遊びだと思う。
簡単に外で買ってこれる今の日本だから、料理は”しなきゃいけない”ことじゃなくて、楽しみのひとつ、がいい。
気持ちよさそうに歌う人の顔を見て、料理も音楽みたいなものだ。
と思った。
義務感で歌う人はいない。
料理もそんな感じでいいんじゃないかな。
そう思えると料理はもっと楽しい方に、やりたいことの方にシフトしてくる。
だとすると、料理の在り方は
じっくり時間をかけて食材と、自分と対話することとか、
料理を通して人と交流することとか、
そういう料理がもたらす、副産物がメインになってくる。
歌を歌うのは、音を作る目的ではなく、楽しいからであるように
料理をするもの、食べ物を作ること自体に目的はなく、楽しいから料理する、という風に捉えてもいいと思う。
食べられるものという成果物を得るためにする行為じゃなくて、
穏やかさとか、楽しさとかに価値がある行為。
私は料理自体よりも、料理がもたらすこの副産物に魅了されている。
生きるか死ぬかの時代じゃないから、楽しさや心の充足を追及していいんだと思う。
料理に関わる仕事をさせていただくことが多い私だけど、
大真面目に、楽しんで料理をしている。
楽しいから、歌うのと同じように、楽しいから料理をする。
だから、私にとって料理は遊びなのだ。
*気持ちよさそうに歌っていた方の写真を載せていいかわからなかったので、自分がウクレレを弾いている画像で代用しました。
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