身体、日本文化、禅、リーダーシップなど各分野のプロフェッショナルな方に、ZenEatingをご提供させていただきました。

体験後にいただいたプロフェッショナルならではのご感想に、しみじみ頷いてしまいました。
特に能楽師と禅僧侶のお二人からは、深い洞察とご感想をいただきました。


そのご感想もこの記事の後半でご紹介するので、
まだZenEatingを体験していない方も、必見です。

この記事を読んでいただけると
「丁寧に食べると、何がいいの?」
という答え
が隠れているはずです。

画像1

目次

  1. 存在から人格の高さがにじみ出る能楽師、智慧と身体の巨匠からの学び
  2. 身体に力が入っていない状態を体現したような柔らかい坐禅指導で大人気の巨匠からの学び
  3. ZenEating体験後のご感想
  4. 結びに
  5. ZenEatingって何?
  6. ZenEatingを体験してみる


存在から人格の高さがにじみ出る能楽師、智慧と身体の巨匠からの学び

能楽師/著作家でいらっしゃる安田登さんと私が出会ったのは、Zen2.0というイベント。

日本文化と能のお話しと謡(うたい)をお聴きして、息を呑むほど感動して、お声をかけました。
そしたら、光栄なことにZenEatingに関心を示してくださいました。

気が合ってという表現はおこがましいのですが、教えを請う機会をいただき、
「古典と身体」「能と呼吸」色んな視点を教えていただいています。

画像2

お話しや多数のご著書から、ZenEatingのワーク中のガイドの着想もいただいています。
例えば、安田さんのご著書の『日本人の身体』の「私たちは感覚といえば五感をすぐに思い浮かべますが、五感以外にもさまざまな感覚がある」という一節を、先日のZenEatingでは裏テーマにしていました。

『日本人の身体』では、内臓感覚について言及されていましたが、今回のZenEatingでは少しアレンジして五感と、五感を越えた感覚の旅をしてみました。

目で見るだけではなく、目ではない感覚でも味を見る
鼻で嗅ぐだけではなく、鼻ではない感覚でも香りを嗅ぐ
という身体を使った遊びです。

私の場合は、「見て楽しむ」という時に、
目以外にも、例えば舌の表面という別の器官で、あるいは器官を越えたぼんやりとした捉えようのない感覚で、”味が見える”ように感じました。

画像3

それに味わうという言葉も、大自然を味わうとか色んな意味があるように食事を味わう時にも、
「味」だけを「味わう」のではなくて、空気や時間も味わってるのかもしれないですね。


食べながら実際に試してみると、ただ文字で読んでいる今は感じられない感覚が起こってきて面白いはずなので、やってみてください。


身体に力が入っていない状態を体現したような柔らかい坐禅指導で大人気の巨匠からの学び

17年半アメリカの禅堂で坐禅を指導、曹洞宗国際センター2代所長をお勤めになった、禅僧侶の藤田一照さん
藤田一照さんのご著書の『アップデートする仏教』や『禅マインド ビギナーズ・マインド2』などを、私は学生時代から拝読していました。

ずっと遠く憧れの存在だったので、直接お話しできる日が来るなんて夢のよう。
さらに今回、私が開催するZenEatingにご参加いただけて嬉しさでいっぱいです。

画像4

一照さんのご著書『現代坐禅講義』から学んだことを拡大(歪曲?)解釈して、最近ZenEatingで取り入れています。

ご著書には、
「あらかじめ追求すべき目的や理想を設定しておいて、それを実現するべく努力する、それにだんだん習熟し上達していくという路線(中略)そういうやり方だとわたしという個人が所定のテクニックとかマニュアルをいかにうまくマスターするかという次元の話になってしま」うとありました。
その突破口として、繊細な身体感覚を養いそれを手がかりにすると言います。


ZenEatingに向かう姿勢にも通じるところがありそうです。
「役に立ちそう!気持ちよくなりたい!」という気持ちでZenEatingに来ていただくのは歓迎なのですが、多くの場合その方の肩には力が入っているような印象があります。

私がその期待を受け取って役に立とうと励むほど、
知らず知らず私も固くなり、結果お相手の方も更に固くなるのです。

最近私はあえてその期待にまっすぐ応えないことが、その「無理して頑張るサイクル」から抜けるお手伝いになるのではないかと感じています。
ZenEatingをマニュアル的に記憶してマスターしようとしなくていいよ、というスタンスで臨んでいるのです。
マニュアルを探す代わりに、身体感覚に耳をすましてみるよう伝えたりしています。


先日はじめて一照さんの坐禅会に参加することができ、坐禅の前の身体を動かす時間の豊かさに感動しました。

画像5


身体が充分にほぐれでから坐ったからか、充実させようと意図していないのに、溢れる充実感がありました。
普段おざなりにしがちな身体がほどけることで、一生懸命に前のめりに学ぼう!と意気込まずとも自然と気づきが入ってくるのかもしれません。

これもZenEatingでも、日常のどんな場面でも当てはまりそうですね。


ZenEating体験後のご感想

今回15名の方にご参加いただき、皆様から素敵なご感想をいただきました。

「噛む前に舌の上に乗せるという誘導に従って舌に乗せてみたら、手作りのごはんは鼻に香りが抜けるのに対して、コンビニの惣菜は鼻に香りが抜けないことに気が付いた。それにコンビニ惣菜は味は良いけれど、食後感は悪かった
舌に乗せる、一口ごとに箸を置くという誘導も、面白かった
ご飯はお茶碗半分、汁も少量、おかずは数口で満腹感を味わえた。」
能楽師/著作家 安田登さま

「インストラクションに従って、数品のおかずから僕はどれを欲しがっているかをみながら食べた
そのおかげで一つひとつの個性のある食べ物に違った出会い方をしながらいただけた。
漬物は漬物の、春巻きは春巻きの出会い。新しい人と出会うかのように、その出会いの違いを楽しめた。
インストラクションが終わった後には解禁だ!とバーっと食べるのかなと想像したが、余韻もあるのでペースは上がらなかった。最初にじれったいくらいゆっくりしたことが余韻を生み出すのかもしれない。
昔リトリートでティクナットハン(世界的な禅指導者)さんと向かい合って食事をした時に、日本の禅は早食いなもので、僕がかき込むように僕が食べていたら、「Eat Slowly」って言われたことを思い出しながら食べた。」
僧侶/著作家 藤田一照さま

画像6

各方面のプロからも、素敵なご感想をいただきました。一部ご紹介します。

「食べる瞑想を自己流で行うのとガイドがあるのでこうも違って深い感触があるのかと思った。普段食べるときには目も耳も食事に集中していないことにも気が付けた。
出だしの食べ方をこのZenEating風にするだけでも、その後の食事時間が鋭くて豊かなものになる感じがする。味わい深い時間をありがとう。」
Gaiax 木村智浩さま

「ZenEatingが話題になっているので参加を楽しみにしていたが、体験してその所以をよくわかった。
他でも食べる瞑想は体験したことがあったけれど、このZenEatingで特に良かったのが最初に身体のストレッチをし、身体の感覚が研ぎ澄まされる中で食べたこと。
この優しく適切なリードはももえちゃんにしかできないと思った。」
鎌倉マインドフルネス・ラボ株式会社代表/一般社団法人Zen2.0共同代表 宍戸幹夫さま

「こんなに味わって食べたのは始めて。食べ物が愛おしくなって、シンプルな食材でもジューシーに味わっていただけるのがこのZenEatingの特徴だと思う」
一般社団法人Zen2.0共同代表/株式会社enmono代表 三木康司さま

普段自分の感覚機能を殆ど使わずに食事していること、食べものの一部しか味わっていないことに気づいた
一部しか味わっていないというのは、もしかしたら食事だけではなく、日々のあらゆる経験においても言えることなのかな?と思った。
味わって食べたことで、甘さだけでなく緑の渋さも感じ、大地に実っているものを頂いているという実感を感じつつ、食べることができたのは新鮮な経験だった。」
ライフコーチ Eさま

「普段大量に食べてしまうのは、今日のように味わってちゃんと食べてないからだと気が付けた。」
通訳家 Yさま

「想像以上に色んなことを感じるものだなぁとビックリした。自分は普段食べるのが速いんだけれど、最初のペースをゆっくりにするとその後速められないということに気が付いた。今日のごはんがとても美味しくて、”味わうってこういうことなのか~”とおいしさは味わう側の気持ちを反映するという気づきを得た。」
IT企業勤務 Sさま

「いつも仕事をしながら食事をすることもあるが、職場で人を待たせてでも食事の時間をきちんと取ろうと思えた。今日この時間が頭の整理に繋がって、仕事で捌ききれないと感じていた、人からの相談事の答えが見えた。」
大学教員 Hさま

画像7


結びに

今回は特別開催で、お世話になっている方々にご参加いただきました。
卓越した感覚のお持ちの尊敬する方々から素敵なご感想をいただき感動です。

各方面のプロであり、人格者でいらっしゃる皆様より、ご指導いただける今の環境に涙が出るほど感謝をしています。
皆様から有形無形の素晴らしい影響をいただいています。
いつも、ありがとうございます。


(上記の皆様をご存じない場合はGoogle検索していただくと、どんなすごい方かすぐにわかります。)


ZenEatingって何?

Zen Eatingのワークは、瞑想のような食事時間を過ごした後に対話をする、約1時間の体験。

食べながら瞑想を体験いただけるこのワークで、禅的な丁寧な時間を過ごしていただけます。

日頃は無意識に行いがちな「食べる行為」を丁寧に行うことで、「身体の感覚を研ぎ澄ませることができた」と参加者のほとんどが感じるようです。


https://note.com/embed/notes/n4aa35248ecb5
https://note.com/embed/notes/n63fc92303d5f

ZenEatingを体験してみる

直近のイベントは、2020年11月15日の19:00~20:00です。
お一人でもご友人とでもお気軽にご参加いただけます^^
食べる瞑想ZenEating~一口ずつ味わい、柔らかく整う~食事をきっかけに、心穏やかに「多忙な現代で無意識に過ごしがちな日常の食事時間をゆとりを持って過ごすことが、毎日を豊かにするヒントになる」 そんな声を沢zeneating20201115.peatix.com


個人/法人/セミナー向けなど、開催しています。
ご要望が固まる前段階でもご相談くださいませ。

詳細はウェブサイト(日本語あります)
Zen Eating – for life enrichmentmomo-n.com

SNS&お問い合わせ

-Instagram @zeneatingmomo
-Facebook @zeneatingmomo
-Twitter  @zeneatingmomo

最新のイベントや情報はSNSでお知らせしています。フォローやシェア歓迎😊✨
お問い合わせ – Zen Eatingmomo-n.com

※本記事でお名前をお借りした皆様に、お名前のご掲載のご許可をいただいております。

画像8

0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です